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複数サイトの開発

XAMPPで複数サイトの開発をしたい場合 -Windows-

XAMPPをデフォルトインストールするとドキュメントルートはhtdocsに設定され、ブラウザで http://localhost/ にアクセスするとページがみれます。

開発が1サイトだけならこれで事足りるのですが、複数サイトを構築する場合、通常はhtdocs以下にフォルダを掘ることで対応できます。ただしこの方法だとドキュメントルートが本番環境と異なってしまう場合が多々ありとても面倒です。

そこでapacheのヴァーチャルホスト機能を使って仮想サイトを発行することで対応してみましょう。編集するファイルはapacheのhttpd-vhosts.confwindowsのhostsファイルとなります。

設定例

C:\Program Files\xampp\htdocs\hoge1(最新Verの場合C:\xampp\htdocs\hoge1)にhttp://hoge1/でアクセスできるようにする

apacheのhttpd-vhosts.confの設定。

XAMPPをデフォルトインストールした場合、「C:\Program Files\xampp\apache\conf\extra」以下にhttpd-vhosts.confってファイルがあるのでテキストエディタで開き、

httpd-vhosts.conf

  1.  
  2. ##NameVirtualHost *:80
  3.  

のコメントアウトを解除(#を消す)してください。

httpd-vhosts.conf

  1.  
  2. NameVirtualHost *:80
  3.  

あとはサンプルを見習って下記のように追記すればOKです。

httpd-vhosts.conf

  1.  
  2. <VirtualHost *:80>
  3.     DocumentRoot "C:/Program Files/xampp/htdocs"
  4.     ServerName localhost
  5. </VirtualHost>
  6.  
  7. <VirtualHost *:80>
  8.     DocumentRoot "C:/Program Files/xampp/htdocs/hoge1"
  9.     ServerName hoge1
  10. </VirtualHost>
  11.  

色々と設定できるようですがとりあえずは DocumentRoot と ServerNameの設定だけで十分です。

DocumentRoot
サイトを構築するフォルダまでの絶対パス。
ServerName
アクセスするURL。上記の場合、http://localhost/http://hoge1/ でアクセスできるようになる。

localhostはXAMPPのページにアクセスするため残しておいたほうが便利です。

IPとホスト名の対応を設定できるhostsファイルの設定。

ローカルのDNSサーバみたいなものでしょうか。hostsファイルとは?によると 外部より先に参照されるようですね。XPの場合、「C:\WINDOWS\system32\drivers\etc」以下にあるのでテキストエディタで開いて

hosts

  1.  
  2. 127.0.0.1       localhost
  3.  

以下に追記。

hosts

  1.  
  2. 127.0.0.1       localhost
  3. 127.0.0.1       hoge1
  4.  

といった感じで設定してみてください。コレでブラウザに http://hoge1/ と入力すればアクセス可能です。

Dreamweaverでのプレビュー

Dreamweaverでプレビューするにはサイトの管理->詳細設定->テストサーバでアクセスを「ローカル/ネットワーク」テストサーバフォルダをドキュメントルートに。上記設定なら「C:\Program Files\xampp\htdocs\hoge1\」となります。URL接頭辞にはアクセスURL「http://hoge1/」を入力してやれば「F12」でプレビュー可能です。