WordPressのカスタマイズって難しいですよね。 僕はPHPの構文くらいは一応わかってるつもりなんですがまったく歯がたちません。

WordPressの難しいところ

• WordPressをカスタマイズする場合、アクションやフィルタにフック(コールバック関数の登録)していくわけだけどフックが呼ばれた時点でのWordPressの状態がわかりにくい。 do_action()とか見つけても呼び出し元をたどっていかないと結局わからない。
• 自分のコールバックが呼ばれた場所で、他にどんな関数がフックされていて、どこで定義されてて、どんな順番で実行されるのかがわかりにくい。
• 公開サイト用のコールバックが管理画面でも呼ばれることがある。そのまた逆も。
• 自分で設定したコールバックが意図しないタイミングで実行される場合がある。 WordPressの関数内にあるアクションやフィルタにフックした場合、その関数が呼ばれるたびに自分の関数も呼ばれる。
• どんなグローバルオブジェクトがあるのかがわからない。 どっか一か所で宣言してもらえればいいんだけど、いつの間にか生み出されてることがある。
• クラスや関数がグローバルオブジェクトを対象として実行されるものがあるので、 下手に実行すると以降の処理に影響が出る場合がある。

状態がよくわからないし影響範囲もわかりにくいし、グローバルオブジェクトも多すぎてマジよく分かんない・・・もう無理だ。

デバッガ

上で書いた問題はデバッガを利用することでほぼ解消します。 利用したいdo_action()とかにブレークポイント設定しちゃえば変数が丸見えになりますからね。 何が初期化されてて何がまだ使えないのかが簡単にわかります。

WordPressのカスタマイズにはIDEは必須といってよいでしょう。

NetBeansとかPHPStormとかでもいいと思いますが、Eclipseの情報が増えて欲しいという個人的事情により強くEclipse PDTをおすすめしています。 しかもEclipse PDTなら基礎からデバッグまでは下記サイトに完璧に書いてあるんです。

• hiromasa.docs :o) - Eclipse PDT + XAMPP で WordPress の開発環境をつくる (1)
• hiromasa.docs :o) - Eclipse PDT + XAMPP で WordPress の開発環境をつくる (2)
• hiromasa.docs :o) - Eclipse PDT + XAMPP で WordPress の開発環境をつくる (3)

え、管理画面内でデバッグできない？そんなことはありません。それも下記ページに書いてあるので試してみましょう。

• wp-jrelated 1.52 リリース (関連取得不具合修正) | hiromasa.another :o)

それでもEclipseが不安な人はこの本を買いましょう。

って絶版ですか・・・。うーん技術系の本は絶版になるの早いですね。いい本なのに残念です。

hiromasa.docs :o)さんのページが素晴らしすぎて書くことがなかったよ＼(^o^)／